【2014.7.22】公共施設等総合管理計画セミナーに参加
今日の午後は、大阪駅近くのビルの地下2階で開かれた「公共施設等総合管理計画セミナー」に参加しました。
広い会場にびっしりと埋まった参加者のほとんどが男性。おそらく自治体職員が大半のようでした。
私も含め、女性は少なく、その証拠に、休憩時間のトイレでは、男性が廊下まで列をなしていました。
これまで公共施設管理に関して、いろんなセミナーに参加してきましたが、今日のセミナーが一番中身が濃いかったように思います。
最初に「公共施設の総合的かつ計画的な管理による老朽化対策の推進」と題して、
総務省自治財政局財務調査課の原氏が、国の方針について説明されました。
そのあと、「インフラ老朽化問題は本当に解決できるか」と題して、
東洋大学経済学部教授・東洋大学PPP県境センター長の根本氏が、実際の自治体の状態をもとに分析、研究された内容を講演しました。
最後は、「公共施設マネジメントの実例」と題して、株式会社公共ファイナンス研究所代表取締役で東洋大学PPP研究センターリサーチパートナーの阿部氏が、さいたま市などを例に挙げて、実際の状況を報告されました。
以上のように、順を追って、原則から理論、実際に至る説明、講演でしたので、とても分かりやすかったです。
実際に吹田市の状況を再度、今日のセミナーの内容を踏まえてチェックしたいと思います。
特に印象に残ったのは(最後の講演者だったこともあるかもしれませんが)阿部氏の言葉でした。
気候変動・環境問題に関して書かれたアル・ゴア元米国副大統領の著書のタイトルを引用された
『不都合な真実』→『われわれの選択』 という言葉でした。
現在の、公共施設等の状況を調べてみれば、このままでは財政破たんするという不都合な真実がある。
そして、
公共施設等総合管理計画を立て、実際に実行していくために私たちは、施設の統廃合などを選択しなければならない。
ということです。