【2014.09.30】勝手に宣言、勝手に解除
今朝のテレビニュースで、吹田市財政非常事態解除と流れたそうです。
市長は、3年半前の市長選の後、初登庁のインタビューで「財政非常事態宣言」をし、
その後、議員が何をもって非常事態なのか?というような質問をものともせず
ずっと、非常事態宣言をそのままにしてきました。
9月定例会が終わり、明日10月1日と5日に「吹田市政策課題報告会」を開催する直前に「解除」ですか?
まさかと思いましたが、新聞記事にもなっていました。
今、吹田市のWEBサイトにはどう書いているのかな?と思って調べましたが
宣言したときの記載はありますが、解除の記載はありません。
念のため、市のWEBサイトの報道機関向け情報提供コーナーも見ましたが
何の記載もありません。
市長メッセージにも、書いていません。
いったい、どういうことでしょうか?
今日、市役所に行っていましたので、他の会派の議員さんにも尋ねました。
議会運営委員会の委員にも何の連絡もないとのこと。
(たいてい、記者発表とか新聞記事に掲載される前には議会に情報提供があります)
そういえば、それらしきことを9月定例会を終えるにあたって…ということであいさつした市長の言葉の中にあったような…とのこと。
私、ほかのことを考えていたのか?その記憶がありません。
もしちゃんと聞いていたら、そりゃないでしょう。勝手に宣言、勝手に解除?って言ったと思います。
とにかく、気持ちが落ち着かない一日になりました。
・・・・・・・・・・・・・ご参考に・・・・・・・・・・・・
財政非常事態宣言(平成23年(2011年)5月16日)
私は、市長就任直後の5月16日に「財政非常事態宣言」を行いました。本市財政の状況は、平成23年度(2011年度)の一般会計当初予算では、歳入総額1,103億円に、赤字地方債発行(借金)37億円と、財政調整基金繰入(貯金の取崩し)48億円、合計85億円の赤字が潜在しています。また、赤字地方債の累積残高(借金)が325億円に達する一方で、財政調整基金(貯金)は32億円しか残らないという見込みです。つまり、多額の借金を抱え貯金も底をつきかけている、という状態です。
このような状況を打破するため、今後は、「借金と貯金取崩しに頼って予算を組む」という「赤字体質」から抜け出し、「収入に合わせて支出を組む」という財政規律を基本に抜本的な改革に取り組んでいく姿勢を明らかにしたものです。
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後日談(10月1日)
市役所の控室で仕事をしていると、職員さんが来られて(別件で来られたのですが)
この財政非常事態解除のことが吹田市のWEBページに掲載されていない、という私の指摘はごもっともなことなので、今朝、アップしました。と言ってました。
WEBサイトをみると、確かにアップされていました。
指摘されてすぐに対処したのはまあ良いことですが、
他人に言われなくても、言ったご本人は気が付かないといけませんね。