【2014.11.21】子ども医療費助成制度の所得制限を外す(就学前のみ)

昨日11月20日付でこども部長から各議員あてに「子ども医療費助成制度の拡充について(報告)」というペーパーが届きました。

内容は、今月14日の政策会議において、子ども医療費助成の所得制限をつけていたものを外すということです。

昨年9月に所得制限を付けたまま、助成対象を通院・入院ともに中学校3年生までに拡充しました。
このことは、以前から、他自治体ですでに対象を義務教育の中学校3年生までにしているところも多くなっていましたので
私自身ももし拡充すればいくら予算増になるのかを試算していました。

そのとき、所得制限をなくしてもいいのではないかと考えていました。
というのも、高齢者の助成は所得制限がないのに、なぜ子どもへの助成は所得制限があるのか、ということ
また、所得額の捕捉と実際の助成とが一年ずれ込むことから、本当に困っている(所得が減少した)家庭に恩恵が行くのは2年以上所得が低くなければならないという、タイムラグがあるからです。

今回、所得制限を外すという判断をされたことについては評価しますが、
なぜ、今なのか?(来年春、市長選挙だから?、市長選挙に出馬すると表明したいから?)とうがった考え方をしたくなるのは、私の心が卑しいからでしょうか・・・。

まあ、9月定例会で議会としても所得制限の撤廃を求める請願を採択していますし、
悪いことではないので、よかったとは思います。

なお、所得制限を外すのは就学前の子どもについてのみです。
(中学校3年生までの子どもについての所得制限の撤廃ではありません)
就学前の子ども約23,700人のうち、所得制限のため対象外であった約4,500人を制度の対象にするとのことです。

実施時期は来年の2月1日を予定しているとのことです。
予算が必要となりますから、12月議会に補正予算(増額)が提案されるのかな?と思っているところです。